小松空港の優位性
(平成27年5月現在)
優位性① 三大都市圏へのアクセスが良好
小松空港は、日本列島・日本海側の中心に位置することから、関東・関西・中京の三大都市圏とのアクセスに優れています。また、貨物地区から最寄のICまでの所要時間も車で約5分です。
●小松空港〜東 京 ...... 約6時間
●小松空港〜大 阪 ...... 約4時間
●小松空港〜名古屋 ...... 約3時間
優位性② 優れた空港施設と管理体制
貨物機専用スポットから上屋までの距離が短い
小松空港の貨物機専用スポットから上屋までの距離は約100メートルと、全国の主要空港と比べても距離が短く日差しや雨によるダメージのおそれがありません。
優れた上屋施設
貨物上屋は、長尺貨物、重量貨物の取り扱い適した構造となっている他、冷蔵倉庫や冷凍庫・冷蔵庫を設置し、特殊な貨物の取り扱いも可能です。(取扱貨物の例)
保税蔵置場(HIACT 北陸国際航空貨物ターミナル)
第1国際貨物上屋
竣工 | 2002年6月27日 |
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構造 | 鉄骨造平屋建て |
床面積 | 約3000m2 うち貨物上屋 2580m2(第2国際貨物上屋とあわせて約4000m2) |
取扱貨物 | 一般輸出入貨物(海上貨物も蔵置を可能) |
庇
上屋の間口には、大型の庇が設置されており、雨濡れの恐れなく、貨物を積み下ろしできます。
上屋内部
上屋内は無柱空間であり、効率的な作業スペースとなっています。
間口が大きく開いており、大型車を乗り入れての作業も可能です。
第2国際貨物上屋
冷蔵倉庫
庫内温度 5℃
冷凍庫・冷蔵庫(20ftコンテナ型 5台)
温度帯 20℃ 〜 −20℃
取扱貨物の例
長尺貨物、重量貨物
乗用車、生鮮食品(チーズなど)、化学薬品
優位性③ 迅速・丁寧・確実な貨物取り扱いサービス
輸出作業の例
到着・搬入
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トラックからの積み下ろし作業は、庇の下や倉庫内で行います。
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落下などを防ぐため、慎重に作業します。
積付
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ドーリーの上に、ULDを載せ、さらにビニールシートを敷いた上に、貨物を丁寧に積み上げます。
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ラップを巻きつけ、貨物を固定します。
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小口貨物については、作業員が手作業で一つずつ積み上げます。
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小口貨物については、段ボールで保護し、潰れないよう力を加減しながら、巻きつけます。
ビニール・ネット掛け
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雨濡れ防止のため、貨物をビニールシートで厳重に覆います。また荷崩れ防止のため、ネットを被せ固定します。
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ネットは、金具でしっかりとULDに固定されます。
搬出・航空機へ
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航空機の到着を見計らって、上屋からエプロンに搬出します。
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メインデッキローダーで、ULDを搭載します。
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貨物専用機の駐機場は、上屋の目の前。速やかな積込が可能です。
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積み込まれたULDは、メインデッキの床面のローラーで、所定の位置に配置されます。
輸出作業の例
到着・搬入
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メインデッキローダーで貨物を取り下ろします。
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上屋に到着したULDの状態を確認します。
ビニール・ネット掛け
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ULDに被せてある、ネットやビニールシートを外します。
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到着した貨物の汚れや損傷を確認します。
解体
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ULDから、貨物を一つ一つ取り下ろします。
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上方に積み上げられた貨物については、崩れ落ちないよう、慎重に取り下ろします。
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行き先ごとに、貨物を仕分けします。
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トラック輸送時の損傷を防ぐため、ラップで固定します。
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温度管理が必要な貨物は、直ちに、冷蔵庫、冷凍庫に搬入します。
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大量の保冷貨物も、大型冷蔵倉庫(100m2)での保管が可能です。
搬出・トラックへ
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庇の下や上屋内で、貨物を積み込みます。
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トラックリフターを用い、ULDの状態でトラックに積み込むことも可能です。